コミュニケーション = 観察 ✕ 傾聴 ✕ 共感
- 会長メッセージ
最終更新日:2019.11.09
5月らしい爽やかな気候はどこへやら。
年々夏と冬の2極化が進んでいるように思えます。
もっと時期ごとに季節感が味わえるといいのですが。
この2つの記事には、コミュニケーションの大切な構成要素、
「傾聴」と「観察」について書かれています。
そして欠かせない要素がもう一つ。それは、「共感」です。
観察の中から共感もでき、傾聴しながら共感も深まる。
同時に共感したいから観察し、共感したいから傾聴することができる。
コミュニケーションにおいてこの3つの要素は掛け算の関係にあります。
1つでもゼロのものがあれば、コミュニケーション不全となり、
逆にそれぞれの要素について深度が深まるほど関係性は相乗的に上がっていきます。
ですから、「観察」と「傾聴」と「共感」の関係性は足し算ではなく、掛け算なのです。
そして、この3つの要素には、その奥に下支えしているとても重要なものがあります。
それは、我が子に対する母親の愛情のような、
相手との関係を断たない、という心の姿勢。
この心の姿勢は、一時的にはできたとしても、それを継続することは本当に難しい。
どんな時でも、どんなことでも耐えられる、強靭な精神のスタミナが必要なのです。
これを身につけるには、日々暮らしの中で、
仕事の中で、相手との対話によって自ら鍛え上げるしかありません。
私達の修行はこれからも続きます。