「振子運動」
- 会長メッセージ
最終更新日:2022.12.11
「振子運動」
「正」と「反」、両方の要素を兼ね備え、なおかつ、
「正」でも「反」でもない、「合」の要素を持った思考。
ヘーゲルの弁証法の概念ですが、
そんなバランスの取れた位置取りって中々難しいことですね。
様々な自我を持つ人間はそんなに立派な存在でもないし・・・
そう考えると、やっぱり「正」になったり「反」になったり、
時には「合」になったりと
揺れ動きながら生きていくのが人間らしいと思います。
その場面ごとの自分の想いの強さとともに、
周りの意見の強さや納得度などで
自分の中での「正」「反」あるいは「合」を
選択しているのではないでしょうか。
つまり、人は周囲の影響を受けながら、
様々な人格をその時々に使い分けて生きているのでしょう。
ですから人は他者に対して、ある一面の人格だけで判断することなく、
できるだけ「受容」していくことが大切なことだと思います。
でも、自分が「受容」しようとするその時々においても
「正」「反」「合」があるんだろうなぁ・・・
やっぱり本当の強さがないと中々「受容」ってできないんですね。
修行は続きます。