原理原則
- 社長メッセージ
皆さんこんにちは。
暖かな日が続きます。今後もあまり雪が降らないと良いですね。
さて、今回は原理原則について取り上げてみます。
昔、流行語大賞で次の言葉が取り上げられたことがありました。
それは「新人類」というワードです。
簡単に言えば、会社にいる諸先輩から見れば
新入社員は理解不能な「新人類」に見えるということです。
逆も然りで、新入社員から見ればベテラン社員は
化石のごとく「旧人類」に見えるということです。
1986年の流行語大賞のワードですが、
これはいつの時代も当てはまることではないかと思います。
会社というのは、概ね20歳前後から65歳前後の
40歳以上の年齢差がある組織です。
当然、今日に至る環境、教育、流行、経験は全て世代間で
異なっているのでお互いを理解することは難しいのです。
そうした中において、移ろい変わりゆくものと変わらないものがあります。
まず、世の中は概ね、合理的で正しい方向に向かうのが大きな流れです。
例えば、昨今よく耳にするSDG'sがそうです。
この考え方は、私が若い頃は全く無かったコンセプトです。
それとは反対に、バブル期にはとあるドリンク剤のCMで
「24時間戦えますか?」という今となっては驚愕のフレーズが
当時は違和感なく受け入れられていました。
時代はいつの世も成熟していきます。
一方で、それとは反対に変わらないものもあります。
それは、原理原則というコンセプトです。
最近気になるのは、移ろいゆく時代の流れや
先に述べた世代間の価値観ギャップに振り回されて、
この原理原則が捻じ曲げられる傾向があることです。
大きな時代の趨勢に身を委ねつつも、曲げてはならない
原理原則をしっかりと峻別する必要があります。
価値観ギャップを常に併せ持つ会社という組織であるからこそ、
原理原則を共通言語としてシェアする必要があります。
私としては、今年はこの原理原則がしっかりと
通っているのかを重点に経営にあたりたいと考えています。