「均しの神様」
- 会長メッセージ
最終更新日:2023.01.14
「均しの神様」
古い話ですが、世の中「均しの神様」がいる、
という話を聞いたことがあります。
当時、妙に納得した覚えがあります。
つまり、人生、プラスがあればマイナスもあり、
マイナスがあればプラスもある。
トータルで考えると「プラスマイナスゼロ」
という方程式が成り立つ、ということです。
ただし人間は
辛いこと、自分にとってマイナスだったことはいつまでも記憶に残り、
良いこと、自分にとってプラスだったことはすぐに忘れていくもの。
それは人間の生存本能で、
たえず捕食されるリスクの中で生き延びる為の手段として、
ネガティブな発想(危険予知能力)が先行するという、
遠い昔の祖先の時代からの、生きるための生活習慣なのだとか。
そして、そのネガティブな発想があったからこそ、
社会の進歩・発展があり、人間の成長があったのだと思います。
ネガティブな現代からポジティブな未来へ、
どうやって解釈の変更を図るか。
現代の人間にはとても重要な思考なのではないでしょうか。
そしてそこに「均しの神様」が降りてくるのかもしれません。
今は人間の、愚かな、悲しい事象が世界中にあふれる時代。
何となく無力感を感じながらも、
新しい年をポジティブに生きていけるように努力したいと思います。
本年もよろしくお願いします。