人事評価の基本
- 社長メッセージ
皆さんこんにちは。
今回は、人事評価について考えてみます。
折しも、経営計画を策定中であることは先週も触れました。
並行して組織案の検討も進んでいます。
今回、組織案の検討を進める上である傾向に気づきました。
それは、本人の認識と周囲の認識が一致している人は成長が早く、
一致していない人はその逆だということです。
このことを具体的に分解してみましょう。
本人の認識は、本人が描く「ありたい姿」です。
これと周囲の認識が一致するには、そうしたビジョンが
表出されていることに加え、それに相応しい言行をとる必要があります。
ここ、とても重要です。
① ありたい姿が本人の中で明確であること
→不明確な場合は他人に伝えようがない。
② それが自分以外の人に伝えられていること
→表出されていなければ他人は解らない
③ そうした自己ビジョンに沿った言動、仕事ぶりであること
→言行不一致は評価されない
以上の条件を持たす必要があります。
当たり前の話ですが、上記の3条件を満たす人は成長が早いのです。
逆に成長が遅く滞りがちな人は、
上記の3点のどこかで不整合が起きている可能性があります。
私見では、20代の若手では①がまだまだ曖昧なことが多く、
自己実現に向けて動き出していないケースが多いように思います。
30代から40代で評価されにくい人は、
②もしくは③に原因があることが多いという印象です。
本人的には何かしら思っていても、周囲に理解されていなかったり、
言行が伴っていないので本人が希望するポジションが実現しません。
組織改変、昇進昇格を検討するこの時期、この原理原則に則り
どこで自身の自己実現が阻害されているのか確認し、
上司と今後乗り越えるべき課題を合意することが重要です。
自分の目指す方向性が明確で、それが周囲に理解され、
言行一致で評価が伴えば個人も会社もハッピーです。
私は、一人一人が周囲から理解され、評価されていると
感じることができる会社を目指したいと考えています。
色々な課題はありますが、努力を重ねて参ります。