心の領域
- 社長メッセージ
皆さんこんにちは。
いよいよ新年度がスタートしました。
我々アルスホームにおいても10名の新入社員が入り、
迎え入れる我々も身が引き締まる思いです。
話は変わりますが、プロ野球がシーズンインとなりました。
そこでTVを見ていたところ、あることに気づきました。
メジャーリーグで活躍する一流の投手の紹介の中で
シャーザーやバーランダーが取り上げられていました。
そこで改めて驚いたのが彼らの年齢です。
シャーザーは38歳、バーランダーは40歳なのです。
また、WBCで日本代表チームの精神的支柱となったダルビッシュは36歳です。
間違いなく、アスリートとしての身体能力は
ピークを超えて下降線に入っている年齢です。
では、彼らはなぜ長きにわたり一流であり続けられるのか?
彼らにまず共通するのは、心技体で言うところの「体」に恵まれています。
スリムに見えるのに、身長は190cm以上で体重は90kg以上あります。
加えて、日頃のハードな取り組みを今も変わらず続けているのです。
まずもって体を整えることの重要性を示しています。
次に、誰しも認めるのが心技体でいうところの「技」の凄さです。
上記の3人とも多種多様な球種を持っており、
その球筋の変化は物理の法則を無視しているようにさえ見えます。
加えて、若手が身に付けていない積み重ねてきた調整技術、
マインドコントロール能力も含めて他を圧倒するものがあります。
ここまでの「体」と「技」の両立はプロの世界では珍しくありません。
他にも一流の肉体と技術を持つ選手はたくさんいます。
それら一流の選手の中で、さらに一流になるには何が必要なのか?
それは、心技体の最後の要素、「心」だと思います。
一流と認められてすぐ異性と浮名を流したり、
夜な夜な街に繰り出したりという話が聞こえてくる選手は、
押し並べてその後は崩れて長持ちしないのが通例です。
先に述べた一流の中の一流は、技を極めた後にも
心を磨くということに謙虚に取り組んでいるのが共通点です。
従って、そうした心の修行も含めて一流を極めるには、
先の投手の年齢に見るように一定の年月が必要なのだと思います。
そう考えると、大谷翔平選手の28歳はいかに早熟かがわかります。
こうした原則は、我々個人にも言えることだと思います。
技を磨いて慢心するべからず。
最後は心を磨くという重要な領域が残されていることを肝に銘じましょう。
その取り組みこそが、真に豊かな人生を実現するための最重要工程となります。