良質な関係性
- 社長メッセージ
皆さんこんにちは。
今回は、職場の人間関係について記します。
元より私どもアルスホームは、
社風は真面目で人間関係も大凡良好であると自認しています。
しかし、100点満点というわけにはいかず、
稀に人間関係の軋轢に関する話が聞こえてきます。
また、これらの話が聞こえてくると、
合わせて起こるのが仕事のエラーです。
どちらが先かは別にして、人間関係の質と
仕事の品質については明らかに相関があります。
ここで話を全く変えて、毎日話題になっている
プロ野球の世界を考察してみたいと思います。
例えば、エンゼルスの大谷選手。
投手として勝てた試合にも関わらず、
打てなかった他の選手を非難したりすることはありません。
試合後のインタビューでも、口にするのは
自分自身に対する反省の弁のみです。
この点にグッドチームを目指すポイントがあります。
まず、基本的な考え方として自分以外の他者を
人としてリスペクトするという前提があります。
そこには、非難したり、人格を否定したり、
立場の違いによる抑圧や強制などという概念はありません。
全ての人が受け入れられ、仲間から支援されるという
良好かつフラットな関係性があります。
その反面には、一人一人が自律したプロとして
成果に対する強烈な責任感と拘りを併せ持っています。
そうした、自律したプロとしての価値観の相乗によって
素晴らしいチームが出来上がっているのです。
従って、ゲームの振り返りにおいては、
自責視点で自分自身の不足点のみが語られるのです。
そうした素晴らしいチームから学ぶべき原則をまとめてみます。
まずは、一人一人が他者と良質な関係を築こうと
意思決定することが前提となります。
具体的には、全ての人に対して礼儀と
思いやりを持って接するという事が必要です。
二つ目に、個々が自律して組織に対する責任を果たすことです。
他責や批判、依存心から良質な関係性は生まれません。
最後に、そうは言えど想定外の状況や結果に陥ることがありますが、
その際に必要なのは、もっと自分にできたことはなかったのか?
という、自責視点での振り返りです。
ここで不満を並べ立てたり、他人を槍玉に上げても
将来のグッドパフォーマンスには繋がりません。
毎日TVを沸かせているスポーツの世界から、
我々が普段の仕事に取り入れ、参考となることはたくさんあります。
良質な関係性は良い仕事と成果の基本です。
正しい考え方を持って仕事と組織に関わっているか、
一度チェックしてみましょう。