営業の役割
- 社長メッセージ
皆さんこんにちは。
今回は営業の役割について記します。
営業というのは、商品を顧客に説明して購入を促す仕事です。
話は変わりますが、世の中にインターネットが普及して4半世紀が過ぎ、
最近ではAIの時代に入りつつあり、情報取得には事欠きません。
それとは反して、色々な業種には
いまだに営業なる仕事が必要とされています。
単純に考えると、情報取得に事欠かないのであれば
営業などいらないのではないかと思うことがあります。
商品に対する情報が確実に取得できれば、
必要性や購入の判断は顧客にてできるはずです。
従って、いまだに営業なる仕事が必要とされているのは
別の理由があると考えるべきでしょう。
まず考えられる理由の一つが、情報が複雑で
顧客にて正しい情報の選択ができない場合です。
このような状況では、顧客のニーズに対して
最適な情報を取捨選択して解りやすく提示しなければなりません。
つまり、顧客のニーズと顧客にとって必要な情報を
結びつけるサポートをする役割が営業にあるのです。
もう一つの重要な役割は、情報に対して
顧客にとっての意義を形成する点にあります。
商品に関する情報がどのような意味や効能を持つのか、
そして、顧客に与える影響はどのようなものかを
立体的に見えるようにする役割が営業にあります。
顧客は自分自身のニーズに対して
商品が持つ効能がマッチすると理解ができて
はじめて購入の意思決定に至ります。
従って、正しい商品情報を基にメリット・デメリットを
顧客に解りやすく提案することが営業に求められます。
最後に、最も重要な役割はたくさんある商品の情報から
営業自身が本当に良いと感じている点を伝えることです。
顧客は商品の購入に際して失敗はしたくないので、
先に購入した経験者の感想に強く関心を持ちます。
口コミ情報が重宝されるのはここに理由があります。
従って、商品を扱うプロの営業自身が本当に良いと
感じている商品特徴は非常に説得力があるのです。
逆に、自分の説明に自信が持てない営業ならば、
自社の商品に対して本当の良さはどこにあるのか、
自分で見出し咀嚼するプロセスが必要になります。
あらゆる情報が取得できる時代だからこそ、
情報を正しくキュレーションするという役割が
営業に求められています。
いつの世も変わらず、営業とは
優れた顧客の購買代理人でなければなりません。
使命感を持って取り組みたいものですね。