共感力

「人が悲しんでいるから自分も悲しい」
ってなかなかなれないですね。
どうしても「可哀そう」とか「不憫だ」と
思ってしまいがちです。
どうしても自分のこととして受け止められないのですね。

人に共感するということは、
その人の姿が、自分の姿のように思えること。
その人に起こった出来事を自分事として、受け止めること。
そのためには、その人のことを知ろうとし、
理解しようとしなければなりません。

どれだけ相手のことに興味を持ち、深く知り、理解しようと思えるか。
「相手のことをわかってあげたい」
そう深く想うことができれば、自分のこれまでの経験と想像力で、
自分のこととして受け止めることができるのではないでしょうか。

自分の人生の中での苦労や経験の量が、
相手に対する「共感力」を成長させる糧となります。

「若い時の苦労は買ってもせよ」という言葉がありますが、
その苦労が「共感力」そして「人間力」を成長させてくれる、
ということなんでしょうね。

日々の仕事や暮らしでの苦労やアクシデント、
自分を成長させる修行と捉えて前向きに対応していきましょう。

とはいえ、できるだけ苦労なんかしたくない、とも思いますが。