山海 満也
アルスホーム株式会社
代表取締役社長
山海 満也

自己客観視

  • 社長メッセージ
最終更新日:2023.10.07

皆さんこんにちは。

今回のテーマは「自己客観視」です。

私は、普段から多くの人と面談をする機会があります。

当然ながら、被面談者の状況は様々です。

自分のビジョンが明確で、そこに向かうウェイが明確であれば
理想的ですが、そうでない人もたくさんいます。

面談していて気づいたことなのですが、
自身のキャリアビジョンが不明確な人に共通しているのが
自己客観視ができないという点です。

主観や感情で事実を知覚しているので、
本人的には「真実」なのですが、
実際は事実を歪めて知覚しているのです。

事実を歪めて知覚しているので、
当然リアクションは間違った手段を選択し、
その間違った手段からは自身が望む成果に繋がることはありません。

常日頃、反省することの重要性を伝えているのですが、
前提として自己客観視が必要となります。

そこで、どうやって自己客観視できるようになるのか?

まさしく反省を繰り返して、
正しい振り返り習慣を身につけるしかありません。

その思考の習慣を身につける大事な問いかけがあります。

まず最初に問いかけなければならないのは
「自分は今どのような状況なのか?」

ここで重要なのは、起きた事実そのものと
自分の感情の切り分けです。

ビジョンを見失ったり、心理的健全性を失いがちな人は
基本的に主観や感情に囚われて思考不全に陥ります。

まずは、自分自身に起きた事実と自身が選択した行動、
最終的にある今の状況をあるがままに正しく認識しなければなりません。

次に、とても大事で、深く考える必要がある問いかけは、
「何が原因でこの状況を招いたのか?」

これを考えるプロセスには絶対的なルールがあります。

それは他責にしないことです。

明るい未来を作ろうと考えるならば、
自分自身の意思決定の質を上げるしか手段はないからです。

他人や社会は、いかに自分が望んでも
その通り変わるものではありません。

他人や世の中は、自分でコントロールできないので
そこに期待をすることそのものが無意味なのです。

意思決定の質を上げるには、事実に対して
選択する自身の行動の整合性を上げることに尽きます。

事実と選択した行動の整合性を検証することによって
自身の「知覚」の癖を知ることができます。

自身の知覚の癖を知ることによって
正しい事実認識ができるようになり、
整合性の取れた行動選択ができるようになります。

自分でコントロールできるリソースに注力し、
より良い意思決定に繋げ、より良い人生を送りましょう。