手を差し伸べる
- 社長メッセージ
皆さんこんにちは。
つい先日、ある先輩が亡くなられました。
私の人生において、善き人生となるべく
大きな影響を与えてくれた人です。
私は、社会人となって30年以上が経過しましたが、
振り返ってみれば非常に人に恵まれていました。
人生においては何事も良い時と悪い時があります。
自分が若かりし時にさまざまな壁にぶつかり
悩んだり、時には憤慨することが多々ありましたが、
そのような時に必ず彼に相談していました。
今思い返せば、彼にとっては取るに足らぬ話ですが
いつも端折らず最後まで話を聞いてくれました。
また、常に肯定的に私を受容してくれました。
当時の人事異動でお互いの勤務地が離れた際も
いつも気に掛けてくれ、私が話を聞いて欲しいと言った際は
必ず時間を作って会ってくれました。
いかなる相談をしても的を射た
的確なアドバイスをもらうことができ、
話をするだけでいつもスッキリしたことを思い出します。
今になって解る事なのですが、当時の彼にとって
私の悩みは全て手に取るように瞬時に理解できていたのだと思います。
当時の私は、そんな彼の力量を理解することなど
できる筈もなく、ただただ尊敬の念を抱いていました。
そんな先輩の訃報に接し、ふと気づくと
今の自分の年齢はかつての彼の年齢になっています。
他人に手を差し伸べるということの優しさを
教えてくれた先輩に心から感謝したいと思います。
そして、自分がしてもらったように
自分もできる限り他人に手を差し伸べる
という人生を歩みたいと考えております。
いつの日か、彼と再会できた時に自分の人生を
きちんと説明できるよう努力を積み重ねて参ります。