言葉にできない

自分の想いや感じたことを相手に伝えようとした時に、
なかなか適切な言葉が思いつかず、
いろんな言葉を並べて伝えようとしますよね。

結局、だいたい相手に伝わったようだからまあいいか、
と思っていたり、
聞き手側も何となく理解できたからこれで良し、
となっていることが多いでしょう。

日常の会話ではそれでいいかもしれませんが、
あるいはお客様との住まいづくりの打合せはもちろんのこと、
社員同士の仕事上の対話や上司・部下との面談ではそうはいかない、
と私は思います。

大切な対話の中で
言葉にしきれない残り10～15％のもどかしいところ、
そして相手の言いたいことについて
全て理解しきれないモヤっとしたところ、
そこの相互理解ができるかどうかがとても重要だと思うのです。

その「何か」は、
どうやっても言葉にすることができないこともあるでしょう。
それでも写真や動画、五感での共有など、
様々な切り口で分かり合えることで
本当に信頼できる相手同士になることができるのではないでしょうか。

どうやって相手の言葉にならない想いをすくい上げられるか。
相手との理解を深めるには、どんな方法があるのか。

相手を深く知るということは、
言葉にできない想いを共有するということなのかもしれませんね。
難しいことですが、「何か」を切り捨てることなく
丁寧に向き合っていきましょう。