山海 満也
アルスホーム株式会社
代表取締役社長
山海 満也

マネジメントの基本

  • 社長メッセージ
最終更新日:2023.11.04

皆さんこんにちは。

今回はマネジメントの基本について考えてみます。

マネジメントという言葉は古くからありますし、
皆さんも何度も耳にしたことがあると思います。

では、そのマネジメントなるスキルは
どのようにして身に付けることができるのでしょうか?

なかなかすぐに答えることができる人はいないように思われます。

なぜなら、このマネジメントに関する知識を
学校教育で教えられることはほとんどないからです。

これほど社会において常に要求されるマネジメントスキルなのに
どう身につければ良いのか判らないということでは困りますよね。

ちなみに、マネジメントという言葉の定義は幅広いですが、
ここでは「管理・統制」としておきます。

要は、物事が常に秩序だった状態を維持することです。

その物事が秩序だった状態を維持するスキルを
どうやって学ぶべきなのでしょうか?

私は、基本的にまずは毎日の生活で養うべきだと考えます。

なぜなら、マネジメントの基本には
セルフマネジメントが前提にあると考えるからです。

自分自身をマネジメントできずして、他人や組織
ひいては経営をマネジメントできる訳がありません。

従って、ここではセルフマネジメントを掘り下げます。

それでは、自分自身を「管理・統制」つまりは「秩序だった状態を維持」
するとは何に取り組むことが必要なのでしょうか?

まず、第一に挙げられるのが健康管理です。

暴飲暴食や喫煙を避け、適度に運動を行い
心身ともに健康な状態を維持する必要があります。

欧米では太った人が管理職になれないことが多いのですが、
理由としてセルフマネジメントができないと判断されるからです。

次に必要なのは金銭管理です。

基本的には収入より少ない支出で暮らすのが原則です。

浪費を避けて節度的に生活をしつつ、
長期的な生活基盤を安定させるために貯蓄を行うことが重要です。

ここでの大事な本質は、貯蓄そのものではなく
長期的な見通しを持って計画的に暮らすという点にあります。

マネジメントとは、見通しを立てることそのものだからです。

最後に時間管理が挙げられます。

毎日の予定を立てたり、優先順位づけしながら
暮らす習慣づくりが重要です。

1日を無目的に過ごしたり好きなことだけをやって
ダラダラ過ごすのはお勧めできません。

やるべきことを明らかにして計画的に行動するという習慣が
マネジメントの本質と一致します。

繰り返しになりますが、マネジメントを学ぶには
まずは正しいセルフマネジメントを習慣化する必要があります。

また、ドラッカーは
マネジメントは全ての人や組織に必要な概念だ
とも言っています。

とても示唆に富む提言だと思います。

今一度自分を振り返って、適切なセルフマネジメントが
身についているか確認してみましょう。