山海 満也
アルスホーム株式会社
代表取締役社長
山海 満也

現代の命綱

  • 社長メッセージ
最終更新日:2019.11.18

皆さんこんにちは。

先日、消費税が10%になりました。

我が家では、特段の買い物をせず、いわゆる「駆け込み」という消費行動には至りませんでした。

かく言う私は、どちらかと言えば流行り物にはオクテのタイプです。

そんな私ですので、つい最近までは私用ではクレジットカードすらほとんど使わず、
ほぼほぼ現金オンリーで支払いを済ませていました。

しかし、4~5年ほど前から、ネット経由で物を調達する機会が増えてきて、
現在では実際の店舗での購入がほとんど無くなりました。

それに合わせて、当然、クレカ引き落としがだんだんと増え、漸く最近になって
経常的にクレカの支払い予定があることに慣れてきたところです。

そこに今回の消費増税で、10月以降、電子マネー決裁に対してポイント還元される
こととなったため、現金支払いを基本としていた私も、クレカに加えて〇〇ペイなる支払い手段を
追加することとなりました。

以前から、他人が携帯のバーコード決裁をやっている風景は見ていたのですが、
いざ自分が使うとなるとドキドキものです。

携帯があれば支払いができるのに、何故か一緒に財布を持ちながらという滑稽な姿で
初めてのバーコード決裁です。

ドキドキしながらバーコード画面を店員さんに示すと、
当然、店員さんは慣れているので速やかに読み取り、決裁完了です。

たしかにレシートを見ると、普段税込100円だった飲み物は98円と2%を還元された価格で
決済されていました。


ここ4~5年を振り返ると自分自身の生活に大きな変化があることに気づきます。

先に申しましたように、ネットでの購入が生活に定着し、リアルの店舗で物品購入する機会が
激減しました。
それに加えて、現金決済からバーコード決裁へと新たな支払い手段を使用し始めています。

また、銀行もネット銀行へ替えたため、銀行の窓口に行かなくなりました。
全てPCで取引可能で、通帳すらありません。履歴や残高はWEBで確認できます。

この変化を見ると、財布を持たない時代がもうすぐそこまで来ている気がします。

現金以外で財布に入っているのは、メンバーズカードや健康保険、免許証等々で、
冷静に考えてみると、これらのカードが物理的な質量を有している必要性はどこにもありません。

恐らく、今後は凄い勢いでアプリ化され、携帯端末の中に入っていくものと思われます。

従って、”他は無くしても携帯だけは肌身離さず持っていろ”的な、まさに携帯電話が
ライフラインになる時代がすぐそこまで来ています。

今から20数年前、携帯電話を初めて手にした時は、幼い頃に抱いた凄い未来が現実に手に入った
気がしました。

(初めて手にした携帯電話です。メールもありませんでした。)


気がつくと、その携帯がまさに命綱といってもいいくらいに我々の生活の必須インフラ機器と
言えるまで存在感を増しています。

その流れを踏まえると、住宅との親和性はどういうところに求められるのか?

現代の命綱とも言える、携帯電話の進化に着目しつつ、
我々の暮らしへの影響について強い興味を持って見ています。