起点は何処に
- 社長メッセージ
皆さんこんにちは。
さて、今回は聞き慣れた言葉である「マネジメント」を考えてみたいと思います。
マネジメントはどんな人が行うものでしょうか?
リーダー?マネージャー?それとも社長?
結論は、皆さん一人一人が「マネジメント」を行う必要があります。
例えば、組織において部下を持つ人は全て「マネジメント」を行う必要があります。
では、部下を持たない人は「マネジメント」する必要が無いのか?
そうでは無いですよね。
少なくとも、自分自身を「マネジメント」する必要があります。
しかしながら、日常の毎日の中で「マネジメント」が上手く出来ていないという現象が
たくさん発生します。
ミスをしてしまった
うっかりして見逃した
そもそも気付かなかった
いつのまにかやらなくなっていた
考えていなかった・・・・・
マネジメントの機能不全から起きる現象は様々なシーンで見受けられます。
次にマネジメントの機能不全が起きる原因について考えてみます。
知識不足、経験不足、不注意等々、様々な原因と思われる要因が浮かびます。
しかしよく考えてみると、本当にそれらが原因なのでしょうか?
誤解を恐れず断言しますと、
マネジメントが機能不全に陥る最大の原因は「当事者意識の欠落」にあります。
もっと噛み砕いて言うなら、「何が起きても全ては自分の責任である」という認識が
自分の中に「鮮明に」あるのかどうか?という事です。
殆どのマネジメント機能不全の源流には、マネジメントに当たらなければならない人に、
当事者意識の希薄化もしくは欠落があります。
上記に挙げた、知識不足や経験不足、不注意等々の、一見、原因と思われる要因は
真因では無いので、そこに原因を見出して「今度は上手く失敗しないようにしよう」などと
胸を撫で下ろしても、同じ事を繰り返します。
部下に対して、そして自分自身に対して、今見えている姿は「全ては自分自身の責任である」と
思えているかどうか?
部下の特性や資質、環境要因、他人に原因を見出していませんか?
その状況では「マネジメント」はそもそもスタートしていないのです。
部下が育たない、計画通り進まない、エラーが多い
そんな現象がある人は、自分の中に「マネジメント」という正しい概念があるのかどうか、
確認してみて下さい。
(責任を自覚するというのは重たいものです)
その起点は全て、「全て自分の責任である」という鮮明な自覚にあります。
その認識のもと、沢山の問題と格闘するプロセスで人は成長します。
そこに気付き、真剣に格闘した者だけが真のマネージャーになっていくのです。
アルスホームの企業理念は各3章3項で構成されています。
それは、根底に「マネジメント」という前提条件の有無を問うています。