言葉のパス交換
- 会長メッセージ
最終更新日:2023.12.02
言葉のパス交換
私たちの住まいづくりはまさに、
お客様と私たちとの言葉をパスし合いながら、
そのお客様だけの住まいをコンセプトという言葉で表現し、
それを図面というカタチに落とし込んでいく、
ということだと思います。
お客様のご要望をただ聞いているのではなく、
そのお客様の言葉を受けて、
「なぜそのようなことを希望されるのか」
「それが本当にそのお客様のためになるのか」
「もっといい方法があるのではないか」
など、様々な方向に思考を広げ、
再びお客様とそれについて言葉のパス交換をしていきながら、
最適な住まいのカタチを探っていくのです。
これは、社内の上司と部下との関係でも同じことなのだと思います。
上司は部下からの報告や相談に対して、
部下は上司からの指示・伝達に対して
ただ相手の言葉をそのまま聞くのではなく、
その言葉の意味や背景、相手の想いも含め、
自分なりに思考の幅を広げ、言われた言葉の理解を深めると共に、
より深くお互いに共有し合い、それを実行に移していく、
ということですね。
つまり、伝える側の説明責任はとても重要なのですが、
同じように受け手側のフォロー力、カバー力も大切だということでしょう。
誰でも伝える側であり、受け手側です。
一人一人が伝える時、話を聞く時の心の準備と態勢を整えて
スムーズな言葉のパス交換ができるようにしたいものです。
毎日の対話がその修行、ですね。