山海 満也
アルスホーム株式会社
代表取締役社長
山海 満也

解を見出す

  • 社長メッセージ
最終更新日:2019.11.18

皆さんこんにちは。

梅雨特有のジメジメした日が続いております。

そんな中、吉報が届きました。

そう、富山出身の八村 塁選手がNBAの一巡目指名を、なんと9位で獲得しました。
年棒も破格で4億円を超えるそうです。

昨日以降、各紙、各放送局もトップで扱うほどのビックニュースです。

彼のインタビューがいくつも放送される中、やはり一流になっていく選手は違うなと
感心させられたことがあります。

それは、様々なインタビューにおいて、これからの展望を尋ねられると、
彼はこのような想いを話しています。

「たくさんの子供に夢を見せたい」

「富山の人に喜んでもらいたい」

「中学のコーチに感謝したい」

そこには、利己的な姿勢や近視眼的な目標の話はまったくありません。

あるのは、お世話になったコーチや仲間に対する感謝と
これから感謝を返していきたいという真摯な姿勢です。

彼の父がべナン共和国のご出身なので、彼の容貌はほぼ外国人のそれです。

流暢な英語でスピーチしながら受け答えしながらも、時折、日本語で日本に向けて
これまでの感謝を口にする真摯な姿勢に、日本人らしい控え目かつ律儀な姿を感じ、
一目で彼のファンになられた方も多いのではないでしょうか?

彼のインタビューを通じて「さすがだな」と感じたのは、これから歩むであろう
自らのプロフェッション(職業)に対する「使命感」が確立しているところです。

人によっては、仕事の目的が「生活するため」という人もいるでしょう。

また、「出世したい」という目的の人もいるでしょう。

それはそれで、真実であり、間違っていません。

しかし、「人は何か役立つために生まれてきた」という普遍的な問いを考えるならば、
「自分の人生を、人のために役立つために、こう捧げたい」という「解」を見出すことが、
一番の幸せであると言えます。

八村 塁選手は若干21歳で、自分が進むべき道と目指すべき姿、
つまり自分の人生で求めるべき「解」がすでに鮮明に定まっているのです。

(目指す頂は、早く見つけたいものです)

アルスホーム企業理念1章3項に「ライフワークとしての使命感を持とう」とあります。

自分は何のために生まれてきたのか?それに対する「解」、すなわち自分の「使命」に
気付くことが重要です。

気付くためには、そういう問いかけを自問自答し続けることと、
日常の仕事で、難解な現実と正対し「格闘」することが大事です。

自分の人生に対する「解」は自分でしか見つけることはできません。

また、その「解」を得るのは、早ければ早いほうが、人生は充実したものとなります。

若きスーパースターに、人生の原理原則を改めて学んだ次第です。