山海 満也
アルスホーム株式会社
代表取締役社長
山海 満也

研鑽せよ

  • 社長メッセージ
最終更新日:2019.11.18

 

皆さんこんにちは。

少々蒸し暑いと感じる日が増えてまいりました。
しかしながら、今日は少々肌寒いようで、体調管理が難しい季節です。

そんな中、本格的に暑くなる前に、我が家ではエアコンの増設ならびに
旧機種の入れ替えを行いました。

職業柄、色々な店で物を買ったり、サービスを受けたりする時には、どうしても働いている人の
仕事ぶりや動きをみて、どのようなオペレーションになっているのか?とか、
どのような教育訓練がなされているのか?ということをいつも考え、観察してしまいます。

今回、エアコンの設置に際し、思いがけず「プロの仕事」に遭遇しました。

弊社の協力業者さんに取り付けを依頼したのですが、エアコン専門の取り付けを行う職人さんを
手配いただきました。

既存のエアコンの撤去ならびに隠蔽配管の処理、
新設するエアコンの電源の確保の必要性があったので、過去の経験値からお昼を挟んで
6時間程度の時間が必要であろうと見積もっていました。

早速、予定時刻の前に取り付け業者さんが到着しました。

時間厳守はもとより、余裕をもって到着するのはプロとして、基本の「き」です。

まず、下見は行っているものの、改めて現状を詳細に確認いただきました。

電源の処理、配管の取り回し、室外機の既存架台への設置可否、気密処理、
室内側送風機の設置場所についてのベストな位置、配管経路・・・・・

様々な施工に掛かる確認事項がスピーディーに列挙され、確認されていきます。

要は「読み」が完璧なのです。

自分が取り掛かる作業と想定される状況について、取り掛かる前に全て確定させていきます。

確認作業を終えた後、作業に取り掛かります。

2名の業者さんがこられたのですが、職人さんがよく使う大型のワンボックス車で
こられました。

作業にかかる際、車のスライドドアが開きました。

「美しい・・・・・」

車の中に様々な工具や電材が大量に積まれているのですが、色々な工夫がなされ完璧なまでに
整理整頓されて、思わず唸るレベルです。

また、作業にかかる彼らの姿は、身につける腰巻、身につける工具類は完全に作業予測がなされ、
必要な物がすぐに使えるレベルで、身体に装着されています。

車の中から、作業スタイル、安全への配慮まで、とにかく「美しい」のです。

当然、作業は流れるように進んでいきます。

結局、想定していた6時間はかからず、午前中を少し過ぎた程度で作業は終了しました。

それでも彼等に言わせると、少々時間が掛かったとの事。

当然ながら、仕事はパーフェクトで文句の付けようがない美しい仕事です。

最後に仕事全般を振り返って、もう一つ大事なファクターに気付きました。

彼等の立ち居振る舞い、心遣いがとても優れているのです。

推測するに、エアコンの設置専門業者として、色々な先から取り付け依頼を受けると同時に、
厳しく仕事の評価がなされ、それによって今後の自身の仕事が大きく左右される環境で
仕事をされているのではないかと思います。

およそ、昔で言うところの「職人」という言葉から想像される雰囲気は一切持ち合わせていまん。

見た目は清潔感に溢れ、言葉遣いも丁寧です。

また、わずかな施工で生じる埃も逃さず、マメに掃除されます。

全てを見ていたわけではありませんが、最初から最後まで、物と心の両面が清潔に、
細心の注意を払いながら作業が行われている「細やかさ」を感じました。

エアコン設置と言う、一見たいしたことのない計画でしたが、
想定外の、すばらしい経験をさせて頂きました。

彼等の真摯かつプロフェッショナルな姿勢に感銘を覚えると同時に、
我々アルスホームも学ぶべき点がたくさんあると痛感した次第です。

(先週訪れた新潟の市内風景です。本文とは関係ありません)

中々、取り上げる機会の少ない企業理念を紹介いたします。

アルスホーム企業理念2章2項ー「新しい技術に挑戦しよう」とあります。

それは、物理的新技術のみならず、日常の仕事にあるベーシックな仕事のプロセスが、
お客様に感動を感じていただけるレベルで研鑽されているのかどうか、
自身の足元を常に見直すよう、示唆していることに気付いた次第です。