目線を上げる
- 社長メッセージ
皆さんこんにちは。
暖かくなり一気に春本番に突入です。
私どもアルスホームも新年度入りし、新たなメンバーを迎え、
新しい体制でスタートを切りました。
今年度より、アルスホームではこれまでの部門制から支店制へと
大きく形を変えることになりました。
狙いは本社の部門に集中していたマネジメントを支店に委譲することによって、
お客様に近い支店で素早い意思決定を行い、業務品質を高めつつ、
支店ごとに切磋琢磨しあうことにあります。
新体制初日、富山の支店の朝礼に耳を傾けていました。
そこでこのような言葉がありました。
「支店制に変わったが、何が変わるのだろう?」と。
これに対する心の中でつぶやいた私の答えは、
「何も変わらないかもしれないし、大きく変わるかもしれない」というものでした。
と申しますのも、支店制導入の狙いは自主独立を促すためです。
従って、これまでの価値観で本社の意向をただ伺う姿勢では何も変わらないのです。
より良き品質とサービスの実現のために、自らの主体的な意思決定が求められているのです。
突っ込んで言えば、支店制が求めているのは、思考と行動様式の変革なのです。
とは言え、まだスタートしたばかりです。
本社のスタッフと協力して支店の社員をフォローしたいと考えています。
この話を記したのにはもう一つ理由があります。
ちなみに早いもので社長に就任して早6年が経とうとしています。
最初は一生懸命やっているつもりでいましたが、
今振り返ると、見えていなかったことが多かったように思います。
今確実に言えることは、6年前より目線がかなり上がりました。
具体的には社長就任時は、1~2年先を一生懸命見定め、必死に経営していたように思います。
今は、5~10年程度先の会社の姿を思い描きながら経営にあたっています。
目線が上がるにつれ、あることに気付きました。
それは、やり甲斐と充実感です。
その根源を自分の心に問いかけると一つの答えがありました。
それは、「自分で自分の仕事をデザインする喜び」です。
自分でありたい姿を決めて、経営リソースを活用し、チャレンジする・・・・
元より、自主独立思考は強かったのですが、改めて自分を夢中にさせ、
向かわせている根源を認識しました。
そこで考えたのが、社員の皆が社長になるのは現実は無理にしても、
どうすれば、自分と同じようにオーナーシップを持って仕事に取り組めるのか?
自分自身が胸に秘めている今後の戦略と照らし合わせて出てきた具体策が支店制の導入と、
それに伴う意思決定と行動様式の変革でした。
社員の皆には、自分達の頭を押さえている「ガラスの天井」を打ち破ってもらいたいと
考えています。
自主独立の気運に満ち満ちた、活力溢れる会社を作って参ります。
「ありたい自分を明確に持とう。」とアルスホーム企業理念1章1項にあります。
社員一人一人が自己実現を目指し、チャレンジできる環境を整えたいと考えています。
それに格闘する中で、一人一人の目線が上がることを期待しています。