山海 満也
アルスホーム株式会社
代表取締役社長
山海 満也

戸建ての魅力

  • 社長メッセージ
最終更新日:2019.11.18

皆さんこんにちは。

随分と暖かくなってまいりました。
例年より2~3週間ほど気候の進みが早い気がします。

有難いことばかりではありません。暖かさも相まってすでに花粉はピークを迎え、
もとより花粉症の私は、お鼻グズグスで不快な状況のもと過ごしております。

さて、この度私は、友人の勧めもあって新築マンションを見学してきました。

会社や商業地に近く、マンションからの景観も良いと聞き、興味を持ったので見学した次第です。

マンション自体は8階建てで3LDK~4LDK+αという様々なバリエーションを案内して
頂きました。

最新のマンションだけあって、まず第一印象は「暖かい」です。
暖房が入っていない部屋でも、南向きだからか不快な環境ではありません。

もう一つは、戸建てには無い設備やサービスがあります。

キッチンにディスポーザーがついていたり、セキュリティー機能、宅配ボックスなど
マンションならではの機能が付加されています。

また、管理人さんも常駐なので、敷地外部の清掃やごみステーションの維持管理も
一切手を煩わせる必要がありません。

一見すると、「へえー!」と思うことが多く感心させられました。

しかし、時間が経つにつれ戸建て住宅の魅力を改めて感じる結果となりました。

まず、当たり前ですが間取りの窮屈さと大味感です。

どういうことかというと、3LDKであろうと100㎡以上の大型住戸であろうと
空間の作りが最大公約数で作られるため一切の個性がありません。

また、3LDKの空間では通常の戸建ての感覚からすると、狭くて耐えられるものではありません。

加えて、大型住戸となるとLDKで30畳程度の広さはあるものの、縦横の長さが伸びるだけで、
単なる長方形が大きくなっただけの大味な空間に過ぎません。

もう一つ、決定的な点があります。

LDK以外の各居室は廊下を介して繋がっているので、LDKからは気配を感じることは出来ません。

LDKと廊下を隔てるドア、さらにその廊下と各居室を隔てるドア、その2つのドアを開けなければ
居室にたどり着けません。

仮に、ドアを開け放っていたとしても居室の状況を伺い知ることはできませんし、
視線も通りません。家族の気配が感じ取れないのは味気ないものです。

また、LDKとは反対側(つまり玄関側)にある居室は北向きですが、
押しなべて窓が小さく、日中でも照明が必要なほどの暗さです。

マンションと戸建てそれぞれに一長一短があります。

人それぞれの嗜好に左右されると思いますが、本当に「上質な日常を愉しむ」ためには
戸建て住宅でないと実現できないということを再認識する機会となりました。



(弊社施工物件です。空間の持つ空気感はそのままグレード感に直結します)

今回感じた「戸建ての魅力」を十二分に愉しんで頂ける提案に努めて参ります。