不可欠な自分軸
- 社長メッセージ
皆さんこんにちは。
三寒四温と呼ばれるこの時期、体調を崩されないようご自愛ください。
さて、先日とある人と中途採用面接をしました。
年齢は20代半ばで、とても素質に優れる男性でした。
しかし、これまでに2度の転職を経験しています。
これまでの2社は、地元でも知名度のある企業です。
彼に前の2社の退職理由を尋ねました。
「入社後になって判明した、事前に聞いていないことが多々あった」
「やってはみたが性に合わなかった」
ということでした。
彼なりには、理屈のある話なのだと思います。
一通り話を聞いたのちに彼には残念な結果を伝えなければなりませんでした。
「我が社では採用できない」と。
その理由を彼には丁寧に伝えました。
まず、自分軸が不明確なのです。
どんな仕事が好きか、その会社のどんなところに魅力があるのか、そしてそれは
自分の目指す姿と整合性が取れているのか?そこを考えなければならないのに、
彼は「どんな会社が良さそうか?」しか考えていないのです。
本来は自分軸を明らかにし、その軸線に近い領域を選ぶべきです。
しかし、彼は軸線が不明確なために全く的外れの領域を選択して
「間違った。再度、選択し直そう」ということを繰り返しています。
要は、自分軸が無いので「読み」が効かないのです。
もう一つ大事な点は、自分軸を明らかにしたうえで整合性の取れた領域を選ぶと、
大なり小なりある入社後のギャップは「乗り越える」方向に向かいます。
それが成長に繋がり、仕事のやりがいに気付き、自身の意思決定の補強に働きます。
まさにグッドサイクルが発生し、仕事が楽しいという状況になります。
それとは逆に、自分軸が不明確な人は入社後のギャップに対して乗り越えることができず、
時には上司や会社を許せず、最終的に退社という意思決定に向かいます。
そのバットサイクルは繰り返され、上記の彼のように転職を繰り返します。
根本にあるのは自分軸の有無です。
(自分軸が無いと良いも悪いも判断できません)
「ありたい自分を明確に持とう」-アルスホーム企業理念1章1項です。
改めて自分軸を考え、明らかにする重要性を痛感させられた面接でした。