THIRD WAVE
- 社長メッセージ
皆さんこんにちは。
随分秋めいて参りました。
今回のタイトルは横文字で「THIRD WAVE」としました。
これは、私が高校1年生の時に読んだ英書のタイトルから引用しました。
(著書の正確なタイトルは THE THIRD WAVE です)
著者はアルビン・トフラーという未来学者です。
簡単に言ってしまえば、1980年の時点で現在のIoT社会をものの見事に、
かつ、鮮やかに描いた著書でした。
当時の私は非常に衝撃を覚え、英書にも拘らず辞書を片手に
夜遅くまでこの本を夢中に読んだ記憶があります。
今回は何もこの名著を解説するわけではありません。
日頃会社に来て仕事をしているのですが、ふと振り返って俯瞰すると
大きな流れの中における必然に気付かされます。
話は変わりますが、先日、新入社員の研修に参加しました。
4〜5年ほど前から階層別研修を導入したのです。
それまでは配属部門先での専門研修のみだったのですが、
それ以外の要素を中期的にフォローアップするために始めました。
始めた当初は育成研修というより、お互いに相手を理解することで
精一杯であったことを覚えています。
しかしながら、毎年実施方法に工夫を加えて内容を充実させてきました。
先日の新入社員研修は、講師の方や我々があまり話さなくても
研修参加者で自律的に討議が進められ、導入当初とはまるで違う
レベルと雰囲気で進行していたことに会社全体の成長を感じた次第です。
また、違うところでは創業当初のメンバーが定年を迎え、その後のスタイルは様々ながら
再雇用というスタイルで働くメンバーが増えてきました。
我々経営陣のスタイルも大きく変わると同時に、会社全体の風土も
この10年ぐらいの期間で大きく変化していると感じます。
そうした大きな流れにおける変化を見ると、我々アルスホームは
大きな端境にあることに気付かされます。
まず、FIRST WAVEは創業から一定の市場認知を得るまでの段階です。
平成の初め頃から20年ぐらいまでの時期でしょうか?
今はこの創業時からのメンバーが定年を迎えています。
次のSECOND WAVEは平成21年ぐらいから現在ぐらいまでだと思います。
現会長から経営のバトンを徐々に引き継ぎながら、初めて県外へ進出し
広域営業体制に移行するとともに、経営体制をより充実させてきた期間でした。
現在は社員の協力と理解もあり、より大きなチャレンジと今後の発展を
考えることができる段階を迎えました。
その可能性が極めて現実に近づいていることを、先の研修の風景や
創業当初のメンバーの働く姿に見出したのです。
これからは第3の波まさにTHIRD WAVEに入りつつあります。
これからの10数年先の大きな一節をどうスタートしてどこまで行くのか?
経営者として歴史観を持ちながら会社の将来を思案しているところです。
全てのステークホルダーにもっと大きな喜びと幸せを
提供できるように努力を重ねたいと思います。
トフラーの著書を読んだ時に感じた「限りなく明るい未来」が
今は現実となったように、我々アルスホームにもその時が訪れますように・・・・