震災を経験して

最終更新日:2024.02.26

 皆様こんにちは。

金沢支店工事課の細径です。

少しずつ日脚が伸び、吹く風にも春の匂いが感じられる時期、 お変わりなくお過ごしでしょうか。 季節の変わり目でございますので、風邪など召されませぬようご自愛ください。

能登半島地震から約2か月経過し、ようやく自分の故郷にも水道が使用できるようになった事がニュースとなっておりました。

思い返せば地震があった当日、父が住む家の方で新年の挨拶と食事の後に母が住む家に着いて談笑していた時でした。携帯電話のアラームがなったとたんに何度も上下左右に大きく揺れ、家具などが倒れていきました。テレビの中継が地震速報に変わり、写る映像が信じられませんでした。

家族の無事がわかるととりあえず近くの小学校へ移動。2晩駐車場で過ごした後、1月3日の早朝に金沢へ戻り1月4日に兄とともに物資を車に詰め込んで故郷の避難所である小学校へ向かいました。物資を渡した後に地元の人達から実家付近の状況と通れる道路とその状況を教えてもらい、いざ実家へ...

道中は道路の起伏や亀裂、陥没が多くも何とか辿り着き、明るいうちに処分できる物を片付けようとしましたが手の付けようがありませんでした。諦めて避難所に戻る前に周りを見渡すと周囲の家や納屋が傾き倒れ、自分が生まれ育った環境が破壊された悲しさがこみ上げてきました。

津波で船が丘に...

あれから約2か月、皆様の暖かい支援を受けながら少しずつ復旧している事に感謝しかありません。自分も少しずつではありますが地元の復旧に参加していきます。

最後に被害に合われた皆様に哀悼の意を表すとともに、ご冥福を心よりお祈り申し上げます。また自衛隊、ボランティアその他支援活動に参加していただいた皆様に感謝を申し上げます。