一期一会

最終更新日:2024.06.14

こんにちは、設計課の宮西です。

我が家では昨年、自宅の新築を機にダイニングセットを新調しました。
使い始めて1年ほど経ち、家に馴染んできたなあと感じるとともに、ふと購入したときのことを思い出しました。

ダイニングセットというと、テーブルにそろいの椅子をいくつか、という組合せが多いイメージですが、
我が家ではそれぞれが気に入ったものにしようと、夫婦それぞれで異なる椅子を選びました。

ダイニングセットを新しく揃えることは、家づくりの早い段階から決まっていたのですが
建築やインテリアへの興味が薄い主人と、職業柄か色々見比べたい私とでは、
なかなか話が進みませんでした。
そこで、実物を見てイメージを膨らませようと、家具屋さんをまわることにしたのです。

初めは興味が無いと言っていた主人でしたが、いくつも座り比べ、説明を聞き、
とある椅子に座った瞬間に「これにする、もうこれしか考えられない」と即決しました。

また、私も事前にいくつか候補を絞っていたのですが、
最終的に決めたのは、まったく候補に入れておらずたまたま店頭に出ていたものでした。
これも座った瞬間に「あ、これにしよう」と自然と思ったのです。

(左が主人のYチェア、右が私のboチェアです。)

ほぼ直感で選んだこの2脚ですが、私たちにとってはまさに一期一会だったように思います。
使い始めてからも、主人はこのひじ掛けが良いんだよね、と言っていたり
私も、体に沿った座り心地に、やっぱりこれを選んでよかったなあと感じています。

もしほかの椅子を選ぶとしたらどんなものにするだろう、と考えることもありますが、
いつも、結局は今使っているものが1番だな、という結論に落ち着きます。

1年ほど使って、少し日に焼けた気もしますし、傷がついたところもありますが、
そういった部分や、選んだときの気持ちも大切にしながら、これからも長く使っていきたいと思います。