建物探訪

最終更新日:2025.02.28


こんにちは。工事部門の安田です。

昨年の秋、社員旅行で東京を訪れました。
1泊2日の短い旅でしたが、和気あいあいとした雰囲気の中で、普段仕事では話さない社員とも交流を深めることができました。

2日目の自由時間、私は仲良し社員3人で妹島和世さんが設計した日立駅と日立市役所を巡るために日立市を訪れることにしました。
富山から茨城県へ行く機会も少ないため、東京から特急で約1時間30分という距離は絶好のチャンスでした。


日立駅:ガラス張りで海と空に浮かぶ駅


日立駅は、駅そのものが一つの大きな展望台のようになっており、建物と外の景色がシームレスにつながるデザインが特徴的でした。
ガラス張りの構造によって、海と空に浮かぶような感覚を味わうことができます。
実際に訪れてみると、建物内部と外部が自然につながり、雑多な景色が消える事で音までも消えるような感覚を覚えました。

視界に広がるのは一面の海と空。
駅にいる事を忘れ景色に溶け込んでいくような気持ちになる事がとても印象的でした。



次に訪れたのは日立市役所。


市役所:市民と行政がつながる大屋根広場



庁舎の前には特徴的な「大屋根広場」があり、行政施設でありながら開放感にあふれた設計となっていました。
軽やかな屋根は、周辺環境との境界を生み出しつつも、完全に閉ざされることなくゆるやかにつながっていました。
市民の憩いの場としての役割を果たしながら、行政の機能とも調和していると感じました。

それぞれの建築が持つ独自の魅力や意図を考えることは、今後の仕事においても大切な視点だと改めて感じました。
今回訪れた建築の「外とのつながり」「ゆるやかな空間のつながり」は、アルスホームの家づくりにも共通する部分があり、より深く理解する機会となりました。
今回学んだことを現場管理にも活かしていきたいと思います。

自由時間は限られていましたが、日立駅と日立市役所という二つの素晴らしい建築を訪れることができ、とても貴重な経験となりました。
1日目、2日目ともに魅力的な建物に触れることができ、仕事以外の話題でも多くの社員と交流を深めることができた、非常に有意義な社員旅行でした。

また新しい建築や文化に触れる機会を作り、学びを深めていきたいと思います。