創時間・創空間
富山第一支店 設計課 磯野です。
コロナによる新しい生活様式に少しずつ馴染みながらも気温と湿度の高さでマスク生活が徐々に辛くなってきました。
withコロナとは言われておりますが、早くマスクの無い暮らしに戻りたいものですね。
近々のブログも家時間の過ごし方などコロナ関連の内容が連なりますが、私も類に漏れず自粛中の家時間についてお話したいと思います。
私はこの自粛期間に忙しさを隠れ蓑に滞りがちだった様々なメンテナンスを『子供と一緒に全て片付けよう!』と決め、家時間に充てました。
床下の点検、芝の張替え、樹木の剪定、ブルーベリーの鳥よけの囲い、木製サッシの塗装、合間合間に休憩のビール、などなど。
4歳の息子は興味津々 あれもこれも手伝ってくれますから時間は2倍3倍と掛かりますし、木製サッシの塗装においてははみ出さないように保護していてもそれを簡単に超えてはみ出したりこぼしたり、、、
しかしながら真剣な眼差しで取り組む姿はとても生き生きとしていて、親としては微笑ましくも逞しくも感じます。
思い返すと自分も幼少から 庭の雪囲い・雪吊り・除雪など手伝っていた『つもり』だったことを思い出し、この 『毎年のように繰り返される家族で過ごした時間』 が旅行やお出かけスポットよりも色濃い思い出であることに改めて気付かされました。
息子にとってもこの時間が思い出となっていって欲しいものです。
メンテナンスと言うと煩わしさしか連想しないかもしれませんが、『我が家の恒例行事』としてしまえば家族でやり遂げる大切な時間・思い出となり、子供の成長や我が家への愛着になってゆくのではないでしょうか。
我々の仕事はそれぞれの『繰り返される家族の時間』を過ごす場の提供です。
ただ『住む』という機能だけでなく、その時間がより素敵に、より楽しい思い出として積み重なるために何をすべきか、どんな空間を提供すべきか、、、
日々考え提案してまいりたいと思います。