集中できる環境づくり

最終更新日:2020.07.20
こんにちは、富山第1支店・設計課の宮西です。

最近では再び新型コロナウイルスの感染者数が増え始め、
気軽にお出かけできるようになるには、もう少し時間がかかりそうです。
このブログでも、色々なおうち時間の過ごし方が綴られていますね。
私もこの機会に、買ったままにしていた小説を読もう、気になっていた分野の勉強を始めてみよう、
部屋を片付けよう、など考えはするのですが、なかなか続かずに始めては挫折し、、、
を繰り返していました。
そんな時に、集中できる環境づくりについて書かれた記事を読み、なるほど!と思ったので、
ご紹介したいと思います。
この本から引用されていました。
(小児科医である筆者が、認知特性とその特性の活かし方について紹介しています。)
(私も気になって取寄せ、現在読み進めているところです。)
認知特性とは、目や耳などの感覚器から得た情報を理解・整理・記憶・表現する方法で、
6つのタイプに分かれます。
①視覚優位者 写真(カメラアイ)タイプ
②視覚優位者 三次元映像タイプ
③言語優位者 言語映像タイプ
④言語優位者 言語抽象タイプ
⑤聴覚優位者 聴覚言語タイプ
⑥聴覚優位者 感覚&音タイプ
それぞれの詳細な特徴などについては割愛しますが、
自分の認知特性やそれに合った方法を知ることで、能力が伸ばしやすく、また発揮しやすくなるそうです。
本の中には診断テストがあり、私も早速やってみました。
結果はというと、視覚と言語の傾向が強く、聴覚だけが低いスコアでした。
認知特性は、明確にタイプが分かりやすい人もいれば、いくつかの特性が重なる場合もあるようです。
本の中では、これらの特性と上手に付き合うことで子どもの能力を伸ばしやすくなるということが
書かれていますが、もちろん大人にも当てはめて考えることができます。

例えば、視覚優位の人は目で見た情報を処理することが得意なので、
しっかりものを見るように意識するだけで集中力が増すことがあります。
これは視覚が敏感という意味でもあるため、
逆に、雑然とした部屋や机の上だと無意識にその刺激を遮断しようとして、
脳内で無駄な労力を使ってしまうそうです。
私は視覚優位の傾向が強かったので、集中して何かに取り組みたいときにはまず、
目に入る部分だけでも片づけるようになりました。
すぐに劇的な効果を実感したわけではありませんが、
前よりも長い時間ひとつのことに集中できるようになってきた気がしています。
このように、認知特性をうまく利用することで、
些細な心掛けひとつで集中しやすい環境をつくることができるのです。
家で過ごす時間が増え、テレワークを始めた方も多いと思います。
これから家づくりを考えられる方の中には、個人で集中できるようにと書斎などを
検討される方も増えてくるでしょう。
その一方で、今すぐそのような環境を整えるのはなかなか難しいという方もいらっしゃるかと思います。
もちろん、書斎のように専用のスペースが取れればそれに越したことはありませんが、、、
そんな時に、まずはこういった視点からアプローチしてみるのも
ひとつの方法なのだなあと思った出来事でした。