新しい環境で

最終更新日:2020.08.21

 こんにちは、金沢支店の北川です。

 熱中症と冷房病の両方に気を付けなければいけない辛い日々が続きますね。
 長い梅雨とは打って変わり、洗濯物があっという間に乾いてくれることだけが救いです。

 数日前に本を探していて大学附属図書館のWEBサイトに辿り着いたのですが、
そこで学外者の利用停止はもちろんのこと、学内者の利用時間にも制限が設け
られていることを知り、学問の苦境を身近に感じました。
 各図書館が閉鎖されていた頃と比べれば状況は改善していますが、
図書館に入り浸り本をとっかえひっかえしてレポートを書ける環境は特別なものになってしまいました。
 目的の本自体は県内の他の図書館には全巻揃って所蔵されているところが無く、
借り受けサービスを試してみるのも手間に感じたので、結局ネットで見つけた中古本を
まとめ買いしたのですが、絶版の本が常に市場にあるわけではありません。
 今回はお金の力で解決できましたが、私のちょっとした好奇心さえ満たすことができない
現状に触れたことで、学問に携わる人々だけに任せず、新しい知の共有の仕方を考えて
いく必要があるのだと強く感じました。


 真面目なお話は終わりにして、
 着用が必須となったマスクですが、私は早々に不織布の白色に飽きたので好きな生地で手作りしています。


 ▲こちらは外出着と合わせた色味にしたマスク。
  使わなくなったカーテンのサンプル生地をいただいて作ったので遮光はばっちりです。


 ▲こちらは古代中国の青銅器によくある饕餮(とうてつ)文様を模したマスク。
  東京国立博物館所蔵の博物を見に行きたい!!という気持ちを込めて刺繍しました。

 外出する機会も減りがちなこの頃、たまの外出にはマスクもコーディネイトに含めたり、
好きなものの主張に使ったりして楽しく生活できたら素敵だな、と思います。
 ミシンがあると楽ですが、不器用な私の手縫いでも3時間くらいで作れますし、ネットで
親切な方が作り方を説明してくださっているので、手が空いた時にでもいかがでしょうか。
 この立体マスクの作り方だと布に口が当たらないので、息もしやすいですよ。
 なにより好きなものを着用できると気分が上がります!

 変わるものや変わらないもの、色々なことを見つめ直す機会がありました。
 そんな中でも好奇心と楽しむ心はいつでも持って暮らしていきたいです。