自分を発見する場所
こんにちは、企画開発部の上子です。
大雪から始まった2021年ですが、3月に入り太陽の暖かさを感じると、新年度に向けて前向きな気持ちになってきますね。
コロナを機に様々なものの形態や価値観が変わり始め、時代の変革期だと感じることがとても多いです。まだまだ手探り状態の事が多いですし、正解もなければ間違いもない…という空気感がしばらく続くのかなと思います。
そんな中、変化してよかったなぁと感じることの一つに「オンラインセミナー・オンライントークイベントの充実」があります。今までは、情報は見つけられても開催場所は東京が多く、参加できないことがほとんどでしたが、オンラインが主流の現在は、気軽に家から参加できるようになりました。
普段聴けない方々の「生の会話」に触れながら、普段通りの生活を送ることができ、とても有意義に時間を使えるようになったと感じます。また、出向かないと聴けないとなると興味がある項目に偏りがちですが、オンラインの場合は、気負いなく様々な情報や価値観に触れられて、新たな気づきを得られる機会も増えたような気がします。
最近聴いた、無印良品開催オンライントークイベント『家の話をしよう』で、日本デザインセンター代表の原研哉さんは、『暮らす事と働く事がつながるこれからの家は、自分を発見する場所になる』と表現されていました。
様々な考え方に触れ、様々な価値観の人と会話し、体験を共有する過程で新たな自分を発見する。そんなことを安心してできる一番身近な場所が「家」なのではないかと思います。
多くの人が「家で過ごす時間」について考えることが増えた今、そこでの体験にどんな新しい価値を提案できるのか、家づくりについて考え続ける私たちの存在意義が問われていると感じます。今までの当たり前を見つめ直し、未来を見据えて再定義を積み重ねながら、新たな日常の新たな家づくりのあり方を模索していきたいと思います。