目指すものがあるって楽しい

最終更新日:2021.06.25

こんにちは! 金沢支店 営業課の小田です。

もう今年も半分が終わろうとしている中で、来月には賛否ある東京オリンピックの開催も予定しております。この大会はこれまで「開催するか、否か」「競技会場をどこにするか」など今でも世論の声が絶えることの無いいろんな意味で盛り上がりを見せるものとなっております。

私も個人的な夢をもってこの大会に注目してきました。それは新国立競技場です。

といっても今完成した国立競技場ではなく、故ザハ・ハディド氏設計による競技場です。結果的には予算オーバーの為、幻となった建築ではありますが国立競技場のコンペでザハ氏が選ばれた時は気持ちが高揚したのを覚えています。

私は学生の頃から彼女の作品が大好きです。といっても当時実際の物件をみることが出来なかったので、バイト代を貯めて高価な作品集を購入し楽しんでいました。その本は今でも大切にしています。

彼女の作品は周囲の中で主張するような建物でありながら街の中に溶け込もうとする不思議なところがあります。彼女が建築を学んだ事務所(Office for Metropolitan Architecture)は世界で多くの建築を残し、またその事務所からは同じ思想を受け継ぐ多くの建築家が生まれています。また受け継いだ彼らの作品は多くの人を豊かにし、また私たちのような建築に携わる人達にとっての目標として今も輝き続け、彼らの考えはさらに次の代へと継承されています。私自身この本を購入した頃から建築の見え方が変わり、建築を景色の一つと考えるようになったのを覚えています。

私も建築に携わる以上、計画される方の想いを叶えるのはもちろんのこと、さらなる感動をご提供できるよう微力ながら全力で挑戦したいと思います。