ハレとケ
皆様こんにちは。
富山第二支店設計課の平岡です。
最近は雨の降りやすい天気の日が続きますね。
今日こそ天気は晴れ!と思っていましたが、このブログを書いている途中で突然雨が降ってきました・・・。
気圧や寒暖差による体調の変化にはお気をつけください。
昨年から感染防止のために外出を控えるようになり、休日は家の中で読書をする時間が増えた気がします。
気になる本をインターネットで購入したり(紙の書籍派です!)お盆休みは会社にある本を借りて、雨の日を過ごしていました。
少し前にグラフィックデザイナー佐藤卓さんの「ケの美」を読み、あることを意識するようになりました。
日々の暮らしの中にある美しさについてです。
「ハレとケ」は日本人の伝統的な世界観のひとつで「ハレ」は非日常、「ケ」は日常のことです。
「ハレ」は「晴れ舞台」「晴れ姿」などでよく耳にする言葉だと思います。
この本は14人のクリエイターが考えるケの美と日用品が紹介されている1冊になります。
この本を読んでから、日常生活の美について考えてみましたが結構難しかったので
身のまわりの日用品のどこが気に入っているのかを考えてみました。
・入社してから使い続けている手帳カバーは、さらさらとした手触りと曖昧で優しい白色が好き
・食器棚に並ぶグラスの中からいつも同じものを使うのは、二重構造で結露を気にしなくていいこととコロンとしたかたちがかわいい
・毎年夏、軒先に吊るす錫の手作り風鈴は、ぴかぴか輝いていないけど小学生の時にがんばって磨いた思い出があるから
実際書き出してみると、好きなものに囲まれて過ごしているんだとうれしい気持ちになりますし、これからも大切に使っていこうと改めて感じました。
2,3年前に比べると「ハレ」の日はとても少なくなってしまいましたが、
そんな時期こそ「ケ」の美を大切に過ごしていきたいと思います。