打合せをしながら思うこと

最終更新日:2021.10.22
富山第1支店設計課の宮西です。


朝晩が急に冷え込むようになってきましたね。
体調崩されませんよう、みなさまご自愛ください。

さて、ありがたいことに、私もインテリアコーディネーターとして多くのお客様を担当させていただいています。
色々なお客様と打合せをしてきましたが、その中でとても印象に残っている言葉があります。
それが、「せっかくの家づくりで失敗したくないんです。」という言葉です。
このお客様のように言葉にされることは無くとも、
おそらく家づくりをされるすべての方がこう思っていらっしゃるのではないでしょうか。
当たり前のことのようですが、実はとても深くて難しい言葉だなあと感じています。

それは、家づくりに明確な正解や失敗はないと考えるからです。
人によって良いと思えるものは違いますから、お家の数だけ正解があると言っても過言ではないと思っています。
また、新築時にはよいと思っていたのに、お住まいされるにつれてそうではなくなっていくこともあるかもしれません。
家は3回建てないと満足しないという言葉があるのは、そういったことも関係しているのでしょう。
とはいえ、ほどんどの方にとって家づくりは一生に1度きりです。

そんな中で、形の見えないものについて決めていくのはとても不安ですし、
失敗したくないとおっしゃられたお客様も、そんな不安が大きかったのではないかなと考えています。
ただ、不安に思うだけでなく、家づくりというまたとない機会ですので、
できれば打合せの過程も楽しんでほしいと思っています。

打合せでは、ご契約してからも決めることがたくさんあります。
たとえば照明計画は、
1日の疲れが癒されるような、落ち着きのある雰囲気がよいのか、
家族みんなで集う、夜もワイワイと明るい雰囲気がよいのか、
寝室の素材選定は、
朝日が差し込むシャキッと目覚められるような雰囲気がよいのか
穏やかにぐっすりとお休みになれるような雰囲気がよいのか、
求める雰囲気のためにはどこにどんな照明器具や素材を選ぶのか、、、

決めることはたくさんありますが、打合せを重ねながら
新しいお家への期待が膨らんでいくお客様のようすを目の当たりにすると、やはり嬉しいですし、
こうして打合せをした時間も、家づくりの中の思い出として残ってくれればと思っています。
そんな家づくりのために、私も精一杯お手伝いしたいと思います!
(打合せ中にはあれもこれもとサンプルを並べてしまうので、終わった後の机はいつも台風が過ぎ去った後のようです。これはまだまだきれいな方なのですが、、、)