「夢」
みなさんこんにちは。
営業担当部長の飼田です。
ここ最近、新型コロナウイルスの感染が小康状態を保っており、どことなく落ち着いた日々を過ごせている気がします。
そういった状況であったので、先日の朝、周囲に誰もいないことを確認して、思い切ってマスクを外してみました。
いつの間にか秋も深まり、肺に入ってくる空気が冷たいことに少々驚かされ、外の匂いを久しぶりに鼻の奥で嗅いだような気がしました。
ここ2年近く常時マスクをする生活を続けたことにより、季節感や嗅覚という五感の一つを大きく削がれていたことに気づかされ、改めて新型コロナウイルスの影響を実感した次第です。
さて今日は、「夢」について少々お話したいと思います。
私が生まれて初めて持った夢は、プロ野球選手になることでした。
当時、巨人のV9の最中で、自分もいずれ巨人に入団できるものだと信じていましたが、言うまでも無く、その夢は決して叶わないことを子供ながら理解することに、それほど時間はかかりませんでした…。
その後、有象無象の夢を抱いては消えを繰り返し、高校卒業時に、建築家になることを夢見ました。それが、これまで30年以上にも渡る建築業との関わりの始まりでした。
では、その夢はどうなったのか?
…。
どうやら設計の才覚には恵まれていなかったらしく、かなり早い段階で、当初の夢は大きく砕け散っております。
その後しばらく具体的な夢を持てずにいた時に出会ったのが、このアルスホームでした。
それまでの私は、家づくりにおけるお客様のニーズは、設計(=プラン・デザイン)で叶えられるものだと思っていました。建築の仕事とはそういうものだと信じていたのです。
お客様の最大のニーズは「夢」の実現だと思います。
私は経験上、お客様の「夢」は、プランやデザインだけでは叶い切れないことを学びました。
まずは、我々がお客様の「夢」をしっかりと受容することが大切です。
「夢」はお客様の内のみにあり、我々がそれを知らずして、そのお客様らしい自己実現に導くことができないからです。
具体的な我々の仕事は、家づくりのプロセスを通して、お客様から出てくるヒントを紡ぎ、「夢」の具現化に対してお手伝いさせていただくものだと思っています。
そんな仕事の仕方をこのアルスホームで学びました。
ですので、「自分らしい」家づくりを考えている方がいらっしゃいましたら、是非、家づくりのパートナーに自身及び自分たちの「夢」を語ってみることをお勧めします。
荒唐無稽な夢でも良いではないですか?
ちょっと他人には言いにくい夢でも良いではないですか?
今すぐの夢ではなくても良いではないですか?
思い切って伝えてみてはどうでしょう?
その「夢」を実現するために、パートナーに色々なリクエストをしてみてはいかがでしょう?
学生時代に思い描いていた「建築家になる」という夢は実現できませんでしたが、お客様の「夢」の実現をお手伝いする仕事という意味合いでは、自分の中で何ら遜色が無いものとなっています。
これからも、もっともっとお客様の「夢」に触れ、その実現に尽力して参りたいと思っております。