基礎工事
こんにちは、富山第1支店 工事課の本田です。
最近は朝晩に冷え込むことが多くなり、冬が近づいているのを肌で感じる季節になりましたね。
現在 富山第1支店の現場は、年度末のお引き渡し物件に向けて、続々と現場が着工しております。
住宅の工事着工は基礎工事がメインになりますが、今回はその基礎工事の工程をご紹介したいと思います。
まず基礎とは、地面の上で建物を支える鉄筋コンクリートで作られた重要な構造物になります。
どのような工程で工事されているのかというと
最初に「丁張り」と呼ばれる外周部をぐるり木の枠で囲う作業を行います。
←写真内の木の囲いが丁張りで、これは基礎の位置や高さを示すものです。
基礎屋さんは、この囲いを頼りに「根切り」と呼ばれる地面を掘る工事を行い、そこに砕石を敷き詰めてしっかりとした路盤を作る為に転圧を行います。
←根切り後に何となく建物の位置や大きさが分かってきます
そこまで終われば、次に外周部に型枠を組み立てて、鉄筋工事に入ります。
←鉄筋の工事が完了したら、鉄筋の検査を行います。
内容としては、アルスホームの施工基準に基づいた施工になっているか?
鉄筋の量やピッチ、各部寸法が図面通りになっているか? 細かな所まで確認します。
またアルスホームとは別に、第3者となる住宅瑕疵担保保険会社の検査も行います。
この検査に合格したら、1回目のコンクリート工事がOKになります。
コンクリート工事は、3回に分けて行っていますが、まず1回目のコンクリート工事は、基礎の底の部分をコンクリートで覆います。
←1回目のコンクリート工事風景
次に「立上り」と呼ばれる基礎の上部になる部分の型枠を組み立てた後に、2回目のコンクリート工事を行います。
←型枠組立後
この時点でも型枠の位置や寸法、アンカーボルトと呼ばれる基礎と建物を緊結する為のボルトの位置や数量を検査しています。
最後の3回目のコンクリート工事は、玄関やポーチ・テラス・ボイラー台になる部分のコンクリート工事を行って基礎工事完了となります。
←基礎工事完了後
3回目のコンクリートの上には、最終的にはタイルやモルタルという材料で綺麗に仕上げを行います。
基礎工事の工程は約1カ月程度かかり、天候によって左右される工事ではありますが、基礎屋さんと都度工程の打ち合わせを行いながら、しっかり検査を行い、お施主様に安心して工事をお任せして頂けるよう責任を持って監理しております。
またアルスホームでは、このような工事の流れを工事担当者からお施主様に、写真付きで毎週の進捗をご報告絡させて頂いておりますので、アルスホームで建築される場合は、工事の進捗報告も楽しみにして頂ければと思います。