先人の知恵と癒し
こんにちは。
福井支店工事課の志尾 です。
立春とはいえ厳しい寒さが身に染み さらに新型コロナのオミクロン株が猛威を振るい気持ちが落ち込みがちになりますがコロナウイルスに対する配慮をしながら日々をを楽しく過ごしたいですね。
今回は、「丸岡城」を紹介したいと思います。
現在 建築中の現場の近くにあるのですが 訪れる機会がなかったので、 先日 休暇を利用して訪れてみました。
「丸岡城」は北陸唯一の現存する天守です。
織田信長が柴田勝家の甥の柴田勝豊に建てさせた城です。
戦国時代に建てられた城なので小さい古いお城ですが城好きには、堪らない城のようです。
城を支える石垣は『野づら積み』と言い自然石を加工せず積み上げていく古い方式です。加工しないで積み上げるので 石の大きさや形がバラバラで出っ張りも沢山あり 敵が簡単に登れてしまう欠点があったようです。
しかし、排水性が高く大雨が降っても隙間から雨水が抜けて崩れる事が少ないという利点があります。
雨や雪の多い福井の気候にあった石垣だと思います。
もう一つ紹介したいのは丸岡城に展示されている日本一短い手紙です。
「一筆啓上 火の用心 お仙泣かすな 馬肥やせ」
その当時の丸岡藩主 本多重次が武田軍との戦いの最中に妻宛てに書いた手紙です。
毎年、日本一短い手紙が募集され 福井県の学校では宿題にもなります。
今年のテーマは『こころ』でした。
大賞に選ばれたのは地元の小学1年生の作品でした。
「いっぴつけいじょうのしゅくだいへ
こころかぁ
むずかしすぎて なんもかけん。2ねんせいなったら かけるかな」
ほっこりと心あたたまる手紙です。
この様な手紙が多数展示されています。
そして、そんな福井の風土にあった 心やすらぐ家づくりを目指したいと思います。
余寒が まだまだ続きますが、どうぞご自愛ください。