センス・オブ・ワンダー

最終更新日:2022.08.02

こんにちは。富山第二支店設計課の番匠です。

7月末から急に夜も蒸し暑くなり、いよいよ夏本番といった感じですね。
庭の雑草は雨が降るたびに成長していますが、外に出ようにもいつも酷暑か雨かなので、今の時期は雑草の成長を家の中から温かく見守ることにしています。

今はできていませんが、もう少し涼しい時期には、子供と一緒に庭で草むしり(=庭遊び)をするのが私の一番の楽しみです。
普段なかなか子供と休みが合わないため、少しの時間でもすぐに遊べる庭があることは、子供との時間を共有するうえでとてもよかったなといつも感じています。

実は私は庭の無い家で育ったため、子供と庭で遊ぶ中で始めて体験したことがたくさんあります。

例えば、先日庭の木に焼酎漬けのバナナ(通称バナナトラップ)を吊るしておき、カブトムシを捕まえることができました。
カブトムシは夜中に山奥に行かないと捕まえられないと思っていましたが、案外身近に来ていることを知りました。

ほかにも、ハチの巣づくりをじっくり観察したのも初めてでしたし、

そのあとハチに刺されたのも初めてでした・・・
(危険なので撤去しました)

遠くから眺めているとなかなか気づきませんが、子供と同じくらいの目線で草の裏や石の隙間を覗いて見ると、羽化しているセミや縄張り争いをしているカナヘビなど、意外に身近にちょっとワクワクする瞬間に出会えることを知りました。

『sense of wonder』
これは生物学者レイチェル・カーソンの著書のタイトルで、「神秘さや不思議さに目を見はる感性」という意味の言葉です。
私はこの言葉がとても好きで、子供の持っているセンス・オブ・ワンダーを大切に育てたいといつも想い、実際にはいつも子供から自分のセンス・オブ・ワンダーを想い出させてもらっています。

子供が将来何に憧れ何を目指すかはまだわかりませんが、庭が育んだ感性や好奇心は、きっと将来何をするにも役に立ってくれるものと信じています。

(石で石を割る遊びに夢中)