空気感
こんにちは。
福井支店 設計課の石田です。
夏もいよいよ後半戦ですね。
まだまだ暑い日が続きますので、どうぞご自愛ください。
夏になると必ず思い出すことがあります。
それは夏休みの記憶です。
夏休みといえば朝はラジオ体操に行くことから始まり
夏休みの宿題をして、午後に友達とプールに行って…とそんな日々の繰り返しだったと思います。
特によく覚えているのが家での風景です。
ラジオ体操から帰ると祖母が畑仕事をしており、朝採れたてのきゅうりをもらってその場でかじり、それがそのまま朝ごはんになっていました。
宿題をするのが面倒だなーと思いながら眺める空に入道雲があったり、一階の北側の部屋にある窓からは涼しい風が入ってそこでうとうとしてしまったり。
おやつの時間には一玉まるまる買ってきたスイカを大きめに切ってもらって姉と妹と庭で食べながら種飛ばし大会をしたことも覚えています。
夕立ちの地面のコンクリートからやってくる、生ぬるいじめじめを憂鬱に感じたりもしました。
今思えば夏休みは一年で一番家にいる時間が長く、
子供だったからか色んなことを五感で感じとっていることが多かった気がします。
あの雰囲気と言いますか、空気感のようなものを
今でも思い起こします。
実家に帰ったときはもちろんですが、窓の前に立ったときや
夏野菜やスイカを食べた時、青い空と白い雲を見た時、涼しい風を感じた時、、
感覚が呼び起こされるような瞬間があります。
そんな記憶があることは、少し大げさかもしれませんが人生を豊かにしてくれたり毎日の生活の励みになったりします。
自分にそんな家の記憶があってよかったな、と毎年しみじみ思います。
(お気づきだと思いますが実家はかなりの田舎です!)
皆さんの記憶がかえるところはどこでしょうか?
そんな記憶が蘇るような家づくりのお手伝いができるよう、日々精進したいと思う毎日です。