レクチャートーク
経営管理部の浦畑です。
富山では平野部でも雪が降り、屋根も地面も白くなってきました。
12月も後半ですから当然のこととはいえ、除雪のことを考えると・・・。
さて先日、富山県民会館ホールで狂言の公演を鑑賞しました。
「野村万作萬斎 狂言の現在2022 ~狂言三代~」
毎年公演されているもので、5,6年前くらいから鑑賞するようになりました。
とはいえ、まだ数えるほどしか見てはいませんが・・・。
この数年のコロナ禍、久しぶりの鑑賞です。
今回の演目は「昆布売り」と「孫婿」。
内容については割愛しますが、 どちらも楽しく見ることができました。
私としては演目もさることながら、
冒頭にあるレクチャートークも楽しいところだと思っています。
野村萬斎さん(今回は深田博治さんとの2部構成でした。)が
初めて狂言を見る人、狂言に詳しくない人にもわかりやすいように、
その日の演目の見どころや独特なセリフの解説、舞台での「お約束」などについて
軽妙なトークで楽しく教えてくれます。
「お約束」についてはほぼ毎回、
舞台の端に座って動かない演者はその場にいないとみなす、
ということを観客に話されますが、その話し方はその都度大なり小なり違っています。
観客に伝わるように、ということをいつも考えられているのでしょうね。
相手にとってわかりやすく伝わるか。
WEBミーティングやチャット、SNSなどが当たり前になっている今だからこそ
自分の考えや想いを相手に伝わるような言葉で話すことが
とても大事だと思います。
言葉や話し方、用いる資料など、改めて
「これで見聞きしてもらう相手に伝わるか」
という視点で見直していけば、きちんと相手に伝わるのでは?
まだまだ改善の余地がありそうです。
とはいえ、軽妙なトークとまではなかなか・・・。