本番に備える
最終更新日:2023.02.24
こんにちは。
金沢支店工事課の金松です。
2月も残すところ数日となりました。
今年は3年ぶりにインフルエンザが流行しているようです。
どうぞご自愛くださいませ。
さて私事ではありますが、
昨年から石川県の無形民族文化財に指定されている加賀鳶梯子登り(かがとびはしごのぼり)をはじめました。
10人ではしごを立て、その上で様々な演技を行います。
はしごは6メートルで一番上まで登ると2階の屋根ぐらいの高さになります。
固定はしておらず、人の手だけで支えていますので、傾きは常に変わります。
演技の途中でも、体で押してはしごの傾きを調整する必要があります。
「加賀鳶梯子登り」は金沢市のイベントや観光地などで演技を披露しています。
その中でも2大イベントが「百万石まつり」と「出初式」です。
先月は「出初式」が行われ、金沢城で演技をさせていただきました。
写真は灰吹き(はいふき)という技です。
今年から演技を行う自分にとっては初めての大舞台でした。
7500人の観客の前で登る緊張と高さによる恐怖心で、登る前から心臓の動く音が聞こえるようでした。
演技のほうは終盤でバランスを崩してしまい、思うような動きができませんでした。
演技指導者の方からも練習で100%できても、本番では50%も力を出せない。
と言われていましたが、やはり悔しいです。
仕事でも同様なことはあります。準備は大丈夫と思っていても、いざ現場では思い通りにいかないことや予想外の事も起こります。
そのような場合でも落ち着いて冷静に対応ができるよう準備を行い、不測の事態にも対応できるよう段取りをしていきたいと思います。