自然との調和

最終更新日:2023.07.15

こんにちは、企画開発部の上子です。

昨日北陸では大雨に見舞われ、自然の脅威を身近に体感し、
住まいを提案する私達が向き合うべき課題について、改めて考える機会となりました。


現在住宅市場では、環境への配慮やエネルギー消費を意識した性能基準を満たすことが標準的な仕様となりつつあり、
近年続く大雪や、今回の大雨の経験を踏まえると、その重要性を疑う人はいないと思います。
今後も追求すべきものであることは間違いないのですが、同時に忘れたくないのは、
自然を『遮断』するだけではなく、どのように『調和』していくか?という視点です。

当社が提案する空間特徴のひとつに、『内外一体』があります。
それは、四季の移ろいと共に過ごすことが豊かな暮らしにつながると考えているからですが、
そのためには、内と外がゆるやかに繋がる根源的な心地よさが必要不可欠です。


心地よさという数値化できないものの具体化は、とても難しい課題ですが、
自然の魅力と脅威を本質的に理解し、内と外の境界を程好く制御していくことで、
自然との調和に近づくのではないかと思います。


安心して身を守ることができ、感覚的に心地よいと思えることが住まいにおいては大切であり、
そこで営まれる上質な日常に相応しい、内外一体空間の最適解を追求し続けていきたいと思います。