細部に宿るのは

最終更新日:2023.11.13

こんにちは、金沢支店工事課の吉澤です。

 

今回は工事担当者としての拘りについて少しお話したいと思います。

 

私は工事管理者なので、設計図書に書かれたものを実際に具現化させるのを管理するというのが仕事内容の一つになります。

 

そのために、周辺環境や敷地条件調査から始まり、仮設計画を立て、工程を立てる。

設計図書を見て色々な事を考え・検討し、施工図の作成、業者の方と打ち合わせをし、実際に現場で施工し、ダメなら直す。こんな事を繰り返し行っています

 

図面があり、施工する職人さんがいれば勝手に出来上がっていくと想像される方もいらっしゃると思います。

アルスホームには標準施工図というものがあり、それを使い出来上がっていく箇所も多くあるので、その解釈が大きく外れている事はありません。

しかしそのプロジェクトごとにお客様の拘りや要望が詰まっており、見せ場になる箇所や納まりの難しい箇所が存在します。

 

 

どうしたら施工しやすいのか?

どうしたらコストを抑えられるのか?

どうしたら耐久性が高まるのか?

どうしたら安全性・メンテナンス性が良くなるのか?

 

当然ながら施工する立場ではこんな事を前提に考えていきます。

誤解を恐れずに言いますと、一般的にここまで考えて施工されていたら良いと思います。

 

 

アルスホームでは、企業理念に「美しい家を作ろう」という1節があり

 

どうしたら綺麗に見えるのか?

 

私たちアルスホームの工事管理者は、これもプラスして考えます。

細かな部分に関しては1ミリ単位で調整しますし、より綺麗に見せるためにもプランナーと検討もします。

 

アルスホーム工事管理者として求められるスキルであり、「キモ」になる部分だと私は思っています。

また、設計されたものをただつくるのではなく、こういう部分にいかに気が付くか、どうアプローチしていくかを考える事に楽しさを感じ、出来上がった時に喜びを感じます。

 

 

私は「神は細部に宿る」という言葉が好きです。

建築家のミース・ファン・デル・ローエが言ったとされる言葉で、「細かい部分までこだわり抜くことで、全体としての完成度が高まる」というような意味として解釈されています。

 

些細な事で出来上がってしまえば誰も気が付かない、そんな箇所に拘り、思いを込める。

その思いがその空間や家全体の完成度を上げ、作品としての品質を上げる事が出来る。

「細部への拘りが作品の本質を決める」と私は思っています。

 

アルスホームが「美しい住まい研究所」として、設計・提案させていただいている「美しい家」。

ただ図面通りにつくるのではなく、職人さん達を含め、仕上がり品質を1㎜でもあげて実現できる。美しい家をつくる根幹を支える・そう自負できる施工部隊・工事課でありたいと思っています。

自分達の思いがしっかりと込められた美しい家を作品として残せるように、またお客様に喜んでいただける作品として残せるように、これからも精進していきたいと思います。