オーナー様からのご要望
両隣や後ろの家からの視線を気にすることなく、家族の時間をゆったりと過ごすことができ、子供も自由に遊びまわれるようなお庭がある住まいをご要望として伺いました。
2階リビングと1階リビングの両方を検討しましたが、お子様を土の傍で遊ばせたいという想いをお聞かせいただき、1階リビングのプランを進めていくこととなりました。
コンセプト提案
土地は新しい分譲地の一画にあり、広さは約63坪。
「プライバシー」「子供が遊びまわれる庭」をいう要素を敷地にどのように落とし込むか検討を重ね、建築塀で家族空間を包み込むようにした、「囲い庭のある家」をご提案いたしました。
隣の家の2階からの視線も気にする必要が無いよう、リビングの大開口のサッシの高さの調整を行い、室内が見えないよう工夫しました。
設計者の一言
こだわったところは、囲い庭の使い方です。家事の最中もお子様がLDKと庭を自由に行き来でき、道路に飛び出すような危険がない「遊び場としての庭」、週末にバーベキューなどができる「家族と過ごす庭」、軒下テラスでゆっくり椅子に腰かけて過ごす「くつろぎの庭」。家時間を愉しむための要素として、様々な使い方ができるよう検討しました。特に軒下テラスは、室内と外とをゆるやかにつなげる役割があります。庭で過ごす時間が日常の中に自然にあるような暮らしを愉しんでいただきたいと思います。