今回のテーマは「食を通じて家族時間を育む内に開く平屋」です。

［見どころ］
・住宅地でも外の心地よさを愉しむ、中庭のある平屋。
・家族空間と軒下テラスがゆるやかにつながり、拡がりのある空間に。
・平屋らしい低くのびやかな水平ラインにより、落ち着きある外観デザイン。
・素材の魅力を活かしたインテリアデザイン。
・家族空間にロフトを配置。

［物件データ］
建設地：富山県／敷地面積：253.60㎡／延床面積：26.00坪

設計者からのコメント
【新規分譲地での計画】
新規分譲地内の一画。新築が立ち並ぶ住宅地ですが、道路を挟んで正面には公園があり、空への抜けがあります。南に庭を設けたいというオーナー様の想いがありましたが、北側道路、南側住宅地という環境から、南に庭を設けてしまうと家族空間が人目に晒されてしまいます。オーナー様の想いをくみ取りつつ、室内に光を取り入れながら家族がゆったりと寛ぐことができるような、新たな提案が必要でした。
【食を通じて暮らしを愉しむ】
当初から平屋建てのご要望があった事、中庭というプライベートな外部空間で食事や家族との時間を愉しみたいという想いを持っておられたことなどから、南からの光を中庭に落とし、室内に取り込むことを考えました。また、中庭に軒下テラスを設けたことで、天候や外部からの視線を気にすることなく外でゆっくりと食事の時間を愉しむことができます。囲われた中庭がある事で、開放的に外を愉しみながら、安心して寛げる家族空間が実現しました。

【中庭とのつながり、空への抜けを意識した家づくり】
LDKと中庭はシームレスにつながり、家族空間に拡がりを与えます。
リビングのソファに腰かけて中庭を見ると、大開口から中庭と空を一度に見ることができます。
平屋は2階建てと比べて天井高を高くすることができるため、住宅地でありながら、これだけ開放的な空間づくりを実現できました。空への抜けを感じる家族空間で、中庭と心地よくつながりながら食を愉しむ家時間をお過ごしいただけると嬉しく思います。

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